【武蔵×Crossfaith対談】

●「MUSASHI ROCK FESTIVAL 2022」(通称・ムサフェス)が目前に迫って来たタイミングですが、今回は武蔵さんとCrossfaithのKoie(Vo)さん、Hiro(B)さんで対談を始めたいと思います。

武蔵 Crossfaithはみんな大阪でしょ?

Koie ベース以外は全員堺市出身です。

武蔵 マジで!?GOOD4NOTHINGと一緒?

Koie そうっす!めちゃ家も近いです。

武蔵 あんな片田舎から世界に飛び出すアーティストが出てくるなんて、ほんま嬉しいわ。

Koie いやいや、それは武蔵さんも同じじゃないですか!

武蔵 ははははは。俺も堺市出身なんで親近感が半端ないわ。

Hiro 僕だけ堺市じゃなく、兵庫の宝塚出身なんですよ。

武蔵 うわっ!宝塚の一庫ダムにブラックバスを釣りに行ってたよ。

Hiro ああー!今も釣りはされますもんね。

武蔵 うん。俺は格闘技の枠を外したら、漁師ちゃうかなって(笑)。釣りばっかり行ってるよ。

●武蔵さんとCrossfaithの面識自体は?

Koie いままでお会いしたことはなかったんですよ。テレビで観ていた存在ですね。

Hiro 一方的に「コロコロコミック」(漫画)で読んでました(笑)。

武蔵 あっ、そう!僕自身は音楽が好きで、特に現役の頃からハード・ロック、ヘヴィ・メタルが好きだったから。アドレナリンが出る音楽が好きなんですよ。

Koie 熱い(笑)!

武蔵 そうそう。K-1現役時代に最後までハードロック、ヘヴィ・メタルを使って入場していたのは俺だけちゃうかな。

Koie ヒップホップとか多いですもんね。

武蔵 うん。でも俺はタテノリの音楽を好んでいて、「LOUD PARK」で海外のバンドも観に行くし、Crossfaithはその「LOUD PARK」に出た経歴もあるよね?

Hiro はい、「LOUD PARK 09」ですね。

武蔵 世界を相手にしているバンドという意味でも着目していたから。ムサフェスは対・世界を掲げているので、Crossfaithにも出てもらいたかったんです。だから、実現して嬉しいですね。映像で観たことがあるけど、また生でライヴは観たことがないんですよ。

Koie 生は5千倍凄いですよ(笑)!

武蔵 期待してますよ。リングに上がるのは怖い者知らずと思われがちだけど、めちゃくちゃ怖いから。果し合いに行くようなもんやからね。その背中を押してくれるのは音楽の力だったから。

Koie 俺も小学、中学の頃は目立つようなキャラじゃなくて。人と違うことをしたいと思い、洋楽のメタルを聴くようになって、それを聴いている間は自分最強!という気持ちになれましたからね。その気持ちはすごくわかります。

武蔵 Crossfaithのライヴは映像で観ても、お客さんを喜ばせる力やアピール力が凄いから。本当に世界で闘っているバンドやなと。

Hiro 言語を超えて、1、2万人の観客に向かって気を送って

いる気持ちですからね。全部持って行こうと思ってます。

武蔵 そういう言葉を聞けるのは嬉しいですね。ムサフェスでは全部持って行く気持ちで最高のパフォーマンスを魅せてほしいですね。

Hiro もちろんです!僕らはお客さんはもちろん全部持って行きますけど、僕らが出している音を聴きながら、格闘家の人も準備するのかなと思って、血が滾るようなセットリストで挑もうかなと。

●Crossfaithは日本でもダントツで世界中をツアーで駆け巡っているバンドですからね。

武蔵 そうですよね。海外の有名なフェスにも出ているし、期待しかないっすね。関西のパイセンとして頼むで!

Koie まかせてください!肩書きに恥じないように頑張ります。

●Crossfaithから見た武蔵さんの印象というと?

Koie 小さい頃からK-1を観ていたし、当時は海外選手が多い中でヤバい日本人が武蔵さんというイメージでした。世界と闘っている日本人というイメージですね。

ひろ 最初は「コロコロコミック」で(笑)、テレビでも観てましたからね。日本を代表して海外の人たちと闘っているし、武蔵さんの蹴りは上から来るのか、下から来るのか、わからないところも凄いなと思ってました。

●では、今回ムサフェスのオファーが来たときはどう思いました?

Koie シンプルにありそうでなかったフェスやなと。俺もプロレスやK-1を観ていたし、海外のWWEとか選手とロックが密接に結び付いてるじゃないですか。

武蔵 WWEのクリス・ジェリコはガチのメタルバンドをやっているよね?

Koie FOZZYですよね、一度対バンしました。あっ、クリス・ジェリコおるやん!って(笑)。

武蔵 SLIPKNOTのコリィ・テイラーがプロレスを観に行ったら、選手に絡まれて、最後にコリィがそいつの顔面をはたいて、会場中が盛り上がることもあったし。

Koie おおーっ! アメリカっぽいなあ(笑)。アメリカは格闘技とヘヴィ・ミュージックが密接だけど、日本ではそうでもないよなと思っていたので、ムサフェスは最高の場所だなと。

武蔵 Hi-STANDARDが「AIR JAM」を開催して、スケボーのランプがあって、そこでライヴしている光景を見て、それなら音楽の横に格闘技のリングがあってもいいだろうと。

Hiro メンバーのTeru(Program/Vision)なんてライヴ1時間前に姿を消して走ったりとか、暗いところに行って、ハッ!とか言いながらずっと紐を結んだりしているんですよ(笑)。それこそ、ステージで全部を出し切れなかったら、それは死と同じなんですよね。

武蔵 格闘技もワンミスが命取りやから。勝ち負けの単純明快なルールの中にものすごく探り合いがあるんで。とにかく、すべてが一発勝負やから。

Hiro 逆に言うと、一発が命取りになるんですよね。

武蔵 その緊張感が面白いし、それが観ている人にも伝わるから。それが好きで格闘技を観に行く人と、メタルのライヴを観に行く人の感覚は絶対に似ていると思うから。その2つが融合したときにものすごいエネルギーが生まれるからね。

Koie そのために呼ばれているのはわかっているんで。バンドで誰が一番ヘヴィ級なのか、Crossfaithやろ!って気持ちでやります。

Hiro 誰が一番最強なのかをわからせたいですね。

武蔵 その言葉を聞けたら、もう十分やわ。ライヴが終わったら、すぐに釣りに行こ!

Hiro そうしましょ!

Koie 間違いない(笑)。

武蔵 Crossfaithは世界と闘うためのモチベーションを感じるし、自分たちが最高やったと思えるパフォーマンスをやってくれたら、僕も最高ですね。当日は純粋に楽しみます!


(荒金良介)

TOP



CREDIT
(問)H.I.P. 03-3475-9999 / www.hipjpn.co.jp
□企画・制作:POUND FOR POUND
□協賛

株式会社テレ・マーカー


DNA先端医療株式会社

□制作協力:H.I.P.